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【バックパッカー備忘録】ローカルハマムの入り方~モロッコでディープな体験~

みなさん、こんにちは。旅するおこめ@K_y_travelerです。

今回はモロッコでハマムに入り方です。

私は半年のモロッコ滞在中に2回(シェフシャウエンとマラケシュで)行きました。

ロッコに行く方は是非ディープな体験を!

 

ハマムとは

そもそもみなさん「ハマム」についてご存知でしょうか。

一言で言うならば「サウナ」です。

中東などモロッコだけではなくあちこちで見られる伝統的な公衆浴場です。

日本でいう銭湯のような感覚です。新しい町や古い町(メディナ)を歩いているとたまに見かけます。

「hammam」と書かれていたり、書かれていなくても入り口が2つ並んでいて男性と女性を示す絵が描かれていたら、ハマムだと思っていいでしょう。

 

シェフシャウエンで入ったハマムの入り口。リアドのお姉さんが教えてくれた。一見分からない。横に立っていたお兄さんに「ハマム?」と確認してから入った。

ぶれてて申し訳ないけど、ハマムの名前か、住所か何かしら書かれているようなので、シャウエンのメディナ内のハマムに行かれる方は参考に。

 

下はマラケシュで入ったハマム。絶対に分からない。お店のおじさんにハマムを訪ねて連れてこられた。自分たちで見つけた別のハマムに入ろうとして踏み入れたが、読んでも人が誰も出てくる気配が無かったので、断念して別のハマムを探した。道の途中途中で人に聞きながら探した。次にたどり着いたのは残念ながらツーリストハマム。それで。あきらめずに探し続けたらやっと見つけた。聞いたおじさんが、案内してくれてハマムのおばちゃんたちとの間に入って通訳してくれる。通訳してくれるのはありがたいけど、すこしぼられてるような気もしないでもない。しばらくのも問答の末、ここに入ることに。ケッサもついてくるのでまあいいか。

2種類のハマム

ロッコにあるハマムには大きく分けて2種類あります。

1つは観光客向けのハマム、もう一つは現地の人が行くハマム。

でも現地の人用と言っても、観光客がお邪魔することもできます。

 

観光客用ハマム

  • 値段が高い(200dh~)
  • きれい

ローカルハマム

  • 価格が安い
  • そこまできれいじゃないかも
  • 英語が通じない

(シャウエン 入場料:30dh、マッサージ:50dh)

マラケシュ 入場料:12dh、マッサージ:100dh(あかすりミトン付き))

 

観光客用ハマムはホテルや観光地のメイン通りなどにあったりします。

マッサージ付きで安いところだと200dhとか見たけど、観光本を見たら1200dhとか書いてあるので、さぞかし綺麗で、ハマムというかエステに行くような感じなのかな。

 

当然、貧乏バックパッカーのおこめはローカルハマムへ。現地に根差したディープな体験をしたかったので迷わず行きました。

今度、お金に余裕が出来たら、高級ハマムにでも行ってみたいですね。

 

また、ローカルハマムにいるおばちゃんには英語が通用しませんでした。

ジェスチャーと知る限りのフランス語とアラビア語で乗り切りました。

 

ハマムに行く前に準備するもの

今回は、ローカルハマムに行くときに持っていく物です。

  • シャンプー、リンス
  • 石鹸
  • 小銭
  • 着替え(アンダーショーツは2枚)
  • タオル

鍵の掛かるロッカーなんてないので貴重品は必要最低限で。

そして一番重要なことが。

パンツ一丁で入ります。

現地の人もみんなパンツ一丁で体を洗います。間違えてもすっぽんぽんにならないように。水着のショーツでもいいかもしれません。

まあどうせ洗濯するのだから一緒にショーツも洗ってしましましょう。笑

 

場所にもよると思いますが、私が行った2か所のハマムでは

・バケツ
・シート
・サボンノワール
・ケッサ(あかすりミトン)

は用意してくれました。というか、一緒にマッサージ(垢すり)を頼んだので準備してくれました。

現地の人はみんなそれぞれ自分の体をこすっていました。

ケッサは1か所は使いまわし、もう1か所は買わされました。(だから少し高かったのかな)

シートとは、その上に座ったり寝転がったりして体を洗ってもらいます。というのも床は色んな人の垢や汚れが流れてきているのでお世辞にも綺麗とは断言できません。潔癖症の人には少しつらいかも。

 

サボンノワールとは文字通りフランス語で黒い石鹸のこと。黒オリーブをすりつぶしてできた、ペースト状の石鹸です。石鹸と言っても泡立たず、ペーストを体の上で伸ばして、マッサージして刷り込みます。そして水で流すことで老廃物やら何やらが流れ落ちていきます。

 

ハマムに入ってから

入り口から入ると番台さんのようにカウンターでおばちゃんたちが受付をしてくれます。

言葉が伝わらなくてもボディランゲージなどで頑張ってお願いしました。

せっかくここまで来たので、現地式のマッサージを体験すべく、垢すりをお願いしましょう。

支払いを終えたら、脱衣所でパンツ一枚になります。そしたら担当のおばちゃんが(もちろんおばちゃんもパンイチ)案内してくれました。後をついて行き言われるがままにシートの上に座らされ、体の隅々まで磨かれていきます。頭も洗ってくれました。

 

ハマムの中は広い洞窟のようで天井は5mくらいありそうでした。広い空間の部屋が2,3部屋あり奥に行くにつれて温かくなります。サウナのようと言えども、じんわり温かい程度でずっといられそうです。

 

サボンノワールを体中に伸ばし、いざ垢すり。覚悟してください。

乳首取れます。

ケッサで体中をごっしごっし。痛すぎるくらいに。おばちゃんは

「ほら見てごらん、こんなに垢が出てきているでしょう♪」

というようなことをにこやかに言ってくるのだが

「痛い」

と、フランス語もアラビア語でも言えない私は笑うことしかできず。

1回目の時はほんとに乳首取れたかと思った。血が出てなくてよかったーー。

 

帰りはこすられたところがすーすーひりひりでなんとも言えない。

 

頭も洗ってくれるのですが、これまた櫛でごりごりとかされる。頭皮が!!

しかも使いまわしの櫛…いやもう気にしないけどね…

 

2回目は優しいおばちゃんで乳首すーすーすることも無く、櫛でごりごりやられることも無く済みました。一緒に行った友達は乳首やられてたけど。人によるみたいですね。

 

ちょっと痛い思いをしたけど、でも体はぽかぽかで気持ちいことには間違いない。

脱衣所では小さな女の子がモロッコ語で何やらアジア人の私に話しかけてきました。さっぱりわからないので、彼女のいう事の真似をするという遊びで異文化交流もできました。可愛かった。

 

是非、モロッコに行くことがあったら行ってみてください。

ディープなモロッコが待ってますよ♪

 

ここまで読んでくれてありがとうございます。

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